ホーム > 大阪テクノセンター・滋賀工場
大阪テクノセンター・滋賀工場
毎日の健康をサポートする研究機関として設立
本格的な高齢化社会を迎えた今、病気になってから治療を始めるのではなく、セルフメディケーションの観点に立って、日々健やかな生活が送れるように少しでもサポートしたいという想いのもと、大阪府枚方市の大阪テクノセンターにて研究を続けています。
各種素材の機能や効果など、新たな可能性を模索中
森下仁丹で長年研究を重ねているビフィズス菌(ロンガム種BB536)が、腸内フローラを良好にし、便通を改善する機能を始め、ビフィズス菌が持つさらなる機能性について探索的な研究を継続して実施しています。
糖質の吸収を抑える働きを持ち、当社が発売したサラシアや、種子に体脂肪を減らす機能があることを世界で初めて発見したローズヒップについても、医薬品との飲み合わせについて、その安全性を引き続き確かめています。
また、サラシアを取り扱う企業や大学と連携し、サラシアの品質を確保しつつ、より安心で安全な商品の普及を目指して、サラシア属植物普及協会の設立にも参画。
さらに、新たな健康機能をもつ素材を探索したりと、幅広いテーマで将来の商品の種を見出すべく、研究を進めています。
他の研究機関と連携しながら、多様な研究が進んでいます
森下仁丹では、大学や他の研究機関とも連携し、共同研究を行っています。
ビフィズス菌を生きたまま腸まで届ける、当社独自の腸溶性シームレスカプセル化技術を何かに応用できないかと考え、神戸大学の白川利朗教授や石川県立大学の片山高嶺教授とコラボレーションし、研究を行っています。
その結果、新しい取り組みとして、遺伝子を組み替えたビフィズス菌を腸溶性シームレスカプセルに封入することで、注射ではなく口から飲むことで効果を発揮する経口ワクチンの開発、特許取得に成功しました。
今後、細菌性の感染症やインフルエンザだけでなく、特に現在特効薬がないさまざまな疾患に対応できる、新しいワクチンの研究開発を進めている所です。
森下仁丹の独自技術から誕生したシームレスカプセル
滋賀県犬上郡多賀町、びわ湖東部中核工業団地の一角にあるのが、森下仁丹の滋賀工場。 ここでは森下仁丹独自のシームレスカプセルを専門に製造しています。
ヘルスエイド®ビフィーナ®をはじめとする森下仁丹のシームレスカプセル商品のほか、医薬品に使用するカプセルや国内外の大手企業の製品の受託製造までを手がけており、その確かなカプセル技術と品質の高さが多くの企業に認められています。
GMPを基本とする製造管理や品質管理
医薬品、ダイエタリーサプリメント、また食品を製造する滋賀工場では、GMP(※1)に適合した製造環境を整備しているため、ここで製造されるビフィーナ®などの商品は、食品でありながら医薬品に匹敵する高い水準で製造管理や品質管理を行っていると言えるのです。
シームレスカプセルの製造工程は、原材料の搬入からカプセル形成・乾燥と数多くの工程があり、それぞれの工程で各製造ラインの衛生管理を徹底。製造装置は、製造が終わるたびに分解してパーツごとに洗浄し、121℃の高圧蒸気で減菌してから再度組み立てています。
さらに食品の品質管理についても、GMPに準じて医薬品と同様に薬剤師を含む専門スタッフがしっかり管理。使用原材料の試験や製造したカプセルの品質試験・検査も、「日本薬局方」に則った方法をはじめ、GMPの基準に沿った方法で実施しています。
確かな品質を届けるため、米国のCGMPにも対応
滋賀工場ではこのほかにも、米国の国際的な認証団体NSFインターナショナル(※2)のGMP認証も受けています。
また、米国FDA(※3)や豪州TGA(※4)の当局によって医薬品製造ラインやダイエタリーサプリメント・食品の製造ラインを個別に査察した結果、それぞれの国内法規制に適合していると評価されました。
森下仁丹は今もこれからも先進的な品質管理基準を守り続けます。
それこそが、森下仁丹の製品を愛用してくださるお客様の信頼に応えることの第一歩と確信しています。