B to B海外営業
大学 政策学部卒 2021年入社
森下仁丹に入社した動機は?
就職活動を始めた当初は、実は全く違う業界を志望していました。森下仁丹と出会ったのは、コロナ禍で思うように就職活動が進まないなか、改めて自己分析を掘り下げたり、業界の視野を広げてみたことがきっかけでした。入社の決め手となったのは、森下仁丹で働く人の良さです。先輩社員との座談会に参加した際、皆さんの人柄が他のどの会社よりも良かったのがとても印象に残りました。学生一人ひとりの質問にはとても丁寧に対応してくれていましたし、アットホームな雰囲気が感じられました。「共に働く人」を重視して就職活動していた私にとって、森下仁丹という企業の風土がぴったりとマッチしました。
どんな仕事をしているのか?
入社後から海外営業を担当しています。各国のパートナー企業に、当社の技術や製品を紹介し、採用していただくまでが私の仕事です。マーケティング・新製品の企画・価格交渉はもちろん、製品の輸入申請業務も行いますし、出荷調整や契約書の準備にも対応します。採用された後も、販売を促進するため様々なサポートも大切です。私たちの部署では、本当に幅広い業務を一括で取り仕切っています。これだけを聞くと「何でも屋さん」と捉える方がいるかもしれませんが、言い換えれば個人に任せられる裁量が大きいという事です。部門のメンバーや上司のフォローがしっかりしていて、活躍できる環境が整っているからこそ、若手も多くのことにチャレンジができ、自分の仕事にやりがいを感じています。
私は現在、東南アジア(シンガポール、ベトナム、フィリピン、インドネシア、マレーシア)を担当しているのですが、その中でもインドネシアとマレーシアの新規導入を目指して毎日頑張っています。海外出張のペースは、2カ月に1回ほど担当国へ訪問するイメージです。海外市場を担当する醍醐味は、各国の文化や国民性、生活習慣などをきちんと理解した上で最適な製品を考えたり、アプローチの仕方にも工夫を凝らすところ。世界中の方々の健康をサポートしたい!という気持ちで日々努めています。
仕事のやりがいは?
海外市場は当社が注力している新たなマーケットです。社歴は浅い私ですが、その国の担当者として、私も直接社長や経営層と担当国が抱える課題について議論することがあります。そういった場面は緊張を伴いますが、現場の情報をきちんと伝え、いかに経営層に納得してもらえるか、最適な意思決定を引き出せるか、上司と相談しながら挑むことにやりがいを感じます。
他にも、入社1年目の時に、担当した新製品のパッケージが手元に届いたときは本当に嬉しかったですね。自分の携わった製品が店頭に並んでいるのを見られることは、メーカーの魅力のひとつです。しかし、海外向けの製品は現地に行かないと直接目にすることができません。入社後すぐにパンデミックの影響で海外出張が叶わず、国内で黙々と社内調整や目の前の仕事に取り組んでいた私にとって、初めて目に見える形で自分の努力が報われた瞬間でした。
経験した壁と成長エピソードは?
言葉、文化、法規などが異なる海外事情について、社内の理解を得ることに苦戦しました。海外向けの製品を新規開発する際には、各国の法規に準ずる必要があるのですが、海外と日本の法規制の違いについて社内各部門への説明に時間がかかり、想定していたスケジュールより遅れが生じてしまいました。入社1年目に担当していた案件だったこともありますが、知識不足もあいまって、営業が行うべき社内外のコントロールがうまくできませんでした。先輩や上司のフォローにより、なんとかスケジュールに間に合わすことができました。この経験を活かし、目標からスケジュールを逆算するだけでなく、常に様々な想定をしてリスクも洗い出しながら、自分で計画を立てるようになりました。
森下仁丹の魅力は?
プライベートを確保しつつどんな社員でも活躍できる環境が整っているところ、そして素敵な人が多い職場であるところです。130年続く老舗企業なので意外に思われることが多いのですが、社内制度は充実していますし、精神的にも余裕をもってワークライフバランスを取れていると思います。就業時間内に仕事が終わるよう自身で時間管理をして、オフの時間をしっかり確保してリフレッシュしています。
子育て世代にもとても理解がある会社です。時短勤務や在宅勤務の制度ももちろん活用できます。保育園からの急な呼び出しを受けている先輩も時々いますが、周囲の同僚が積極的にフォローしている光景はよく目にします。長く働ける環境があると感じます。
森下仁丹で達成したいことや夢は?
目標は2つあり、まずは新規で立ち上げている担当国の事業を軌道に乗せること。そして、入社以来ずっと尊敬している先輩2人に1日でも早く近づくことです。
先輩から引き継いだ国のなかには、既に長年にわたりパートナーとの関係が構築されていて事業が軌道に乗っているところもありました。そういった国は、先輩がこれまで築き上げた関係を持続させることに注力していました。その反面、新規導入国ではその関係性を構築すること自体がミッションです。もちろん労力が必要なのですが、ゼロベースから関われるやりがいがあります。
パートナーとの関係構築や抱える課題について、悩んだ時はいつも先輩に相談し、時にはこっそり裏で支えていただきました。そういった姿を見ていく中で、自然と私の目指すべき姿になっていました。今は部署異動などで身近でお仕事はしていませんが、今でも「こんな時、先輩ならどうするかな?」と、原点に立ち返って考えるときがあります。
メッセージ
私自身がそうだったのですが、ゴールが見えない就職活動中は、とにかく不安に感じてしまう方が多いと思います。ですが今は、就職活動というのは、初めて自分自身にとことん向き合えた貴重な機会だったと振り返ることができます。自分の好きなこと、嬉しいと感じた瞬間を掘り下げていけば、自ずとライフワークにしたいことが導き出せるのではないでしょうか。もし「やりたい」と感じたことが森下仁丹にあれば、是非一緒に働けると嬉しいです。