森下仁丹に入社した動機は？

H.F:
工業高校出身ということもありものづくりが好きで、将来は誰かの役に立てる職に就きたいと思っていました。就職活動中に祖母が森下仁丹の話をしているのを耳にし、調べてみるとロングセラーの仁丹®をはじめ創業初期から人々の健康や暮らしの助けとなる商品を作っていることを知り、森下仁丹ならではのものづくりを通して社会の役に立てるのではないかと思い入社しました。

S.K:
私が森下仁丹を知ったのも祖父がきっかけでした。やはり、我々の祖父母世代にとって森下仁丹という企業はそれだけ印象が強い会社なのでしょうね。ホームページで現在はカプセル事業に力を入れていることを知りました。多種多様な成分を包み届けることで健康補助食品として多くの人々の健康維持に役立っていることを知り、それを製造する仕事に魅力を感じました。また、森下仁丹は130年の長きに亘り高品質なものづくりを続けてきた実績と、そこから得られるお客さまからの信頼があります。そのような企業で働きたいと考え入社を決めました。

どんな仕事をしているのか？

H.F & S.K:
シームレスカプセルの製造をしています。当社のシームレスカプセルは、粉末、液体などあらゆるものを包むことができ、医薬品、機能性表示食品をはじめとするサプリメント、食品などに使用される独自技術です。粒径サイズや有効成分などを包む皮膜組成が違う多品種の製造に関わっています。
業務内容としては複数名が1チームとなり、原料を秤量・調合し、シームレスカプセルを形成していきます。標準作業手順や設定条件を順守し、温度管理の徹底や製剤調整を行い、高品質なものづくりを心掛けています。

仕事のやりがいは？

H.F:
シームレスカプセル製造プロセスでは様々な注意を払います。代表例は温度管理で、微妙な温度変化によってカプセル粒子サイズのバラツキにつながるため、入社したての頃はその原因が分からず苦戦しました。そういった時には周りのメンバーにアドバイスをもらいすぐにリトライしていきます。そういった機会を通して、自分自身の成長を感じられることで更に頑張ろうという気持ちになれます。

S.K:
食品はもとより医薬品の製剤であるシームレスカプセルの品質管理およびその改善に取り組めるのは大きなやりがいです。お客さまの健康や暮らしに寄与する製品の品質向上にさらに貢献していきたいです。

経験した壁と成長エピソードは？

H.F:
現在、製造ラインの責任者をしています。品質を左右する責任のあるポジションを担っているので疑問を次に持ち越させないよう、そして自分の中できちんと理解ができるまで追求し、メモにも残すなどして改善につなげています。

S.K:
入社して最初の頃は機械の操作に不慣れで、作業中にミスすることも。特に、シームレスカプセルの形成では正確さやスピードが求められるため、自信を持つことができませんでした。しかし、上司のサポートを受けながら、日々の作業を積み重ねることで成長してきたと思います。ミスをしても、必ずそれを次に活かすことで、自身のスキルや理解力も向上しています。

森下仁丹の魅力は？

H.F:
職場の雰囲気が良いところです。滋賀工場の製造グループは平均年齢が若く活気もあり、先輩や上司にも気兼ねなく相談できる環境です。プライベートで一緒に食事をしたり、時には出かけたりする仲間と日々切磋琢磨しています。
もちろん、仕事に集中できる環境も整っています。深い知識やノウハウも先輩が丁寧に教えてくれる上、学んだことをすぐに実行に移し自分のものにできる点は当社の大きな魅力だと思います。

S.K:
暮らしに身近な食品や供給責任を伴う医薬品の製造に携わることは、社会の人々の健康と生活に貢献することができます。特に森下仁丹のシームレスカプセルは日本のみならず海外にも展開しており、自身の仕事が世界中の人々の健康の支えとなっていることは誇らしいです。

森下仁丹で達成したいことや夢は？

H.F:
目標が二つあります。一つめは新製品カプセルの立ち上げを担当することです。既存の製品と比べ、原材料に対する幅広い知識が求められるので日々研鑽を積んでいきたいです。
もう一つは影響力のある人材になること。周りを巻き込むスキルを身に付けて今よりもさらに活気と向上心に満ちた職場にしたいです。私は自ら進んでアイデアを出したり、発言するのが苦手でしたが、装置の改善活動を行った際に一人ではハードルが高い事でも皆でやれば実現できることを知りました。工場全体のムーブメントをつくり上げ、各々が積極的に声を上げることのできる職場を目指したいです。

S.K:
私の夢は、シームレスカプセルの製造技術を磨きキャリアアップすることと、シームレスカプセルを通して、より多くのお客さまの健康の一助となり社会へ貢献することです。森下仁丹で様々な経験を積みながら自分の夢に向かって努力したいです。

後輩（学生）へのメッセージ

H.F:
学生の間にしかできないことに注力し、幅広い経験をして欲しいと思います。どんな分野の仕事に就くとしても、物事の考え方や周囲の人の価値観に触れておくことは、後々自分の知見を広めることに役立つと感じます。学生生活を大いに楽しみ、ぜひ様々な事にチャレンジしてみてください。いつか一緒に働ける事を楽しみにしています！

S.K:
自分の興味や得意なこと、挑戦したいことを明確にし、それに合った職種を見つけることが大切だと感じます。学生時代にできることは沢山ありますので、積極的にチャレンジしてみてください。
また、身近な大人や先輩方のアドバイスや経験談を聞くことも重要だと感じます。自分一人で悩まず、助けを求めることも大切です。そして何よりも、自分の夢を信じて、前向きに行動し続けてください。
最後に、皆さんと一緒に働けることを願っています。頑張ってください！